ラビット物語特別読切り篇・前編

[最初に]
どうも海ちゃんです。
早いもので次回で30話を迎えることになりました。
時を同じくして、「ぺ」さんから面白そうな次回予告を知らされたので、ちょっとそれを題材にした物語を書いてみようと思いました。
ただ、いつもはノンフィクションですが、今回は間違いなくフィクションになります(笑)
特別読切りバージョンですので、気軽に読んで下さ~い

[あらすじ]
ひょんな事から海ちゃんの家に「海ちゃん」「みっつ」「ラビット」の三人が集結したのだった。
通称「三バカトリオ」といわれているのだが(命名者ヒメ)、いつも海ちゃんは「あはは」と笑い、みっつは「俺は違うよー」と言って一人だけ逃れようとし、ラビはラビで「だってよ」というよいうに人事しか思ってないアホ振りを発揮していた。そんな三人のみが集まる事は非常に珍しいのだが…

「特別読み切り ラビット物語・前編」

 「ぺ」も「玉ちゃん」も「ヒメ」もいない、男3人は実にむさ苦しかった。
 なぜこの3人のみしか集まっていないかというと…
 玉ちゃん→珍しく友達の家に用事で泊まりに行った
 ぺ→もともと札幌市外に住んでいるため物理的に問題外
 ヒメ→バイトのために不在
 以上のような理由だった。
 そして海ちゃんの「3人で無双をやらないか?」という一言で実現した。
ラビ「海ちゃん家に集まったのはいいんだけど、2Pしかできない無双を3人が集まるのは微妙じゃないか?」
 ラビが最初に口を開いた。
海ちゃん「まぁまぁいいじゃないの。ようしやろうぜ、三流武将共よ」
みっつ「海ちゃ~ん。いきなり腹黒さ爆発だね~」
ラビ「けっ、んじゃ最初に誰がやる?」
海ちゃん「まず先発部隊はみっつとラビのペアでやれば?」
みっつ「え~いきなりラビと?兎を戦場に連れて行っても食料位にしかならないよ」
ラビ「うるせー、とりあえずやるぞ」
みっつ「ほいほ~い」
 そういってゲームは始まった。
 しかし結果は…ゲームオーバー。
 理由はみっつがザコ兵と三流武将に囲まれてリンチにあいながら息絶えてしまったのであった。
ラビ「おいおい、どっちが足手まといなんだか。頼むぜーみっつ」
みっつ「くそーこんなはずでは…しかもラビごときにバカにされるとは…」
海ちゃん「まぁまぁ。じゃ次はこの天下無双の僕が参戦しましょう」
みっつ「もう一回!リベンジを申し出るよ」
ラビ「おう、二人とも頑張れよ」
 しかし結果は…ゲームオーバー。
 理由はみっつが前回の教訓を生かして慎重に進んでいったのはいいのだが、慎重しぎて、味方本陣が襲撃され全滅してしまったのだった。
海ちゃん「みっつ君~いくら僕でもあの多勢を一人で引き受けるのは酷だよ~。ヘルプは早く来てくれないとー」
みっつ「いや~おかしいなぁ」
ラビ「頼むぜみっつ」
海ちゃん「じゃラストは僕と下僕だな」
ラビ「誰が下僕だ!」
みっつ「お、久々に見るね~下宿コンビ」
 そしてゲームは始まった。
 ちなみにさっきからやっているステージは三国無双の中ではトップクラスの難しさ、黄巾の乱である。
海ちゃん「ついに呂布まで出てきたよ~強え!」
ラビ「海ちゃん、死ぬなよ、あとちょっとだからさ!」
みっつ「ラビ、早く肉まんとらないとお前が先に死ぬぞ!」
 という感じで結果は…見事クリア!
みっつ「さすがは道外出身者コンビだね」
海ちゃん「ふぅ疲れた。麦茶でも飲むかい?」
ラビ「お。気がきくね~頼むよ」
みっつ「………それって例の賞味期限が過ぎてるやつかい?」
海ちゃん「……ん?………そんな訳ないじゃないっすか」
ラビ「って何だよその間は!そんな腐ったもん飲ませるのかよ!」
みっつ「さすがは海ちゃん。抜け目がない腹黒さだね~」
海ちゃん「大丈夫だって。もしやばい物だったら、すでにラビもみっつもここにはいないから」
ラビ「どういう意味だよ!」
みっつ「え?俺まで飲んでたの?腹黒過ぎるよ~」
海ちゃん「まぁまぁ、誰もモルモットなんて言ってないでしょ」
ラビ「お前が言ってんじゃねーかよ」
海ちゃん「さっそく続きをやろーぜ!」
みっつ「ごまかすのが上手いねぇ…」

そして3人の戦いは朝方まで続いた…


[次回予告]

 ラビット「ぐぎゃごぇぇぇぇす!!」
 海ちゃん「ぐあっ!ラビットめ、なんという声だ!耳が張り裂けそうだ!」
 みっつ「頑張ってラビットの目を覚まして!お願い海ちゃん!」
 次回『ラビット物語』
 読み切り特別篇・後編「ラビットのいびきを止めて!」
 果たして海ちゃんとみっつは無事眠りにつくことが出来るのか!?

※この物語はフィクションです

原作者 海ちゃん
制作協力 みっつ・ぺ





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